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お母さんの 中学受験 奮闘記 Ⅱ 奈良 教室

2022.02.24 お知らせ

奈良教室単独で

奈良女子大附中へ10名を大きく超える合格者数を輩出!

大教大附属天王寺中へ8名受験7名合格の快挙!

本物の感動合格の声がここにあります。 

 

 

女子D 保護者様

 

 中学受験。それは、わたしたち夫婦が経験したことのない、本当に未知の世界でした。

 娘から、「地元の中学じゃないところに行きたい。」というのがきっかけで、どんな中学があるかもあまり知らないまま、「じゃあ中学受験しようか」と軽い気持ちで受験を決めました。娘の性格から、長くは続かないだろうとも思っていましたし、受験の大変さを分かっていなかったので、ポーンと受かってくれるだろうと本当に軽い気持ちでおりました。

 小5の春、ひのき塾にお世話になりはじめました。通い始めてからの娘の熱量に驚かされました。早い段階から授業はもちろんですが、復習をみっちりするような勉強法に変わったように見えました。あとは宿題です。忘れることなく、きちんとしていました。分からない問題は、早めに塾に行き、質問をしているようでした。今までの娘の様子からは想像のつかない取り組みようでした。

「塾の勉強の方が楽しい。」

というくらいでしたし、通わせてよかった、このまま志望校にも難なく受かるねと親子そろって笑いあっていました。

 テストや模試を受けるとその笑いは崩れていきました。ようやく気づいたのです。そんな簡単なことではないということを。受けては、びっくりする点数をとり、模試では志望校の合格判定は常に最低ランクで、第2志望も合格判定はもらえない状況でした。やっぱり受験やめるわと言い出さないか、どちらかといえば言ってきてほしいとも思いましたが、娘は

「絶対に諦めない、絶対にやめない」

と言いました。そんな娘の姿に、どんな結果になったとしても寄り添おうと決意したものでした。

 6年になり、授業のない日も塾に行き、自習をするようになりました。必死に授業や問題に食らいついていましたが、精神的に辛かったのか、学校での様子も荒み始め、担任の先生と面談をもつこともありました。「こんな状況でどうするの」と、娘とも夜遅くまで話し合い、気持ちを確かめ合ったこともありました。何でも、適当でも、そつ無くこなせていた娘の、人生最初の挫折だったのかもしれません。

 自分の気持ちを奮い立たせる思いがどこから湧き出てきているのか知りたくなり、娘に話を聞きました。娘は、よく先生と話をするといいました。勉強の方法や、苦手なところを的確に指摘をしてもらい、その分野を中心にやる。先生が親身に話を聞いてくれて、大丈夫だと励ましてくれる。信頼関係がなりたっていることで、拠り所とし難しいことへも挑戦できるのだと思いました。

 私たち家族は送り迎えや食事のこと、健康管理しかできません。小学校受験は親の受験。中学受験は家族の受験。家族一丸となって受験を迎えました。

 一校目は追加合格者の欄に番号はありましたが、連絡はありませんでした。頑張ればいけるかもしれないと言われていた学校でしたので、現実を突きつけられたような気持ちでした。

 二校目となる第1志望の学校の受験後、娘は晴れ晴れとした笑顔で校舎から出てきました。

「楽しかったよ」。

そうか楽しかったのか。それは、自分の力を出せて後悔がない、だから楽しかったのね?と問うと

「うん」と答えました。

 一度きりの中学受験で自身の力を出せたこと、それは奇跡のなにものでもありません。もちろん私たち家族はいい結果しか想像していませんでした。ですが、結果は不合格でした。本人も含め家族皆の落胆は計り知れませんでした。努力は必ず報われる。その思いでいましたので、娘の気落ちをどう次にむかせようかと夫婦で思案していると

「次こそ決めるから」私たちの心配を他所に娘の気持ちは強く、成長に驚かされました。今となっては、このタイミングが、娘の最強スイッチが入った瞬間だったのかもしれません。

 次に受けた学校に合格し、今まで泣かなかった娘が安堵の涙を流しました。

 その涙はとても美しく、感動合格の先に一番見たかった瞬間でした。

 今は、受験の重圧から解き放たれ、自由に過ごしています。中学に入る娘のこれからが本当に楽しみで、しかたありません。

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