奈良教室単独で
奈良女子大附属中学校へ 6年連続 一般入試で10名を超える合格者を輩出!
飛鳥小学校 1名 佐保小学校 3名 鼓阪北小学校 1名 済美南小学校 2名 育英小学校 1名
椿井小学校 1名 奈良教育大附属小学校 1名 高の原小学校 1名 令和6年度 合格者11名
ダントツで地域№1の合格者数
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【ひのき塾 北見の教育随筆】
〔第1回〕 第1志望校ではないけれど…
初めまして。
ひのき塾の北見と申します。
私が教育に携わってまもなく30年、ひのき塾で教鞭を執り8年となります。
(普段は奈良教室での勤務が多いのですが、この1年は学園前教室や八木教室でも教壇に立っておりました。)
その間、多くの子どもたちを導く機会を得、子どもたちだけでなく、保護者様とも一緒に感動の合格を分かち合ってきました。
子どもも本気、保護者も真剣、そして私たち教える側も全力でぶつかり合った結果、一人ひとり忘れられぬドラマが、毎年、繰り広げられました。
そのようなドラマがどのように生まれるのか、その過程やエピソードなどを多方面から皆様にお伝えしたいと思い、筆を執ることにしました。
今後、不定期ではございますが連載しますので、気楽な読み物としてご覧頂ければと思います。
そして、多くの子どもたちが、学ぶことの楽しさを知り、大人になってくれることを願っております。
さて、現在、ひのき塾のどの教室ブログにも「中学入試合格作文」を掲載・更新をしておりますが、私からも一つ、皆様にご一読いただきたい男の子の作文があります。
彼(以後、A君)は、志望校からのご縁がもらえず、最後に受けた中学校に合格し、その中学校に通う決意を固めております。
そんなA君の作文です。
どうぞ、ご覧ください。
僕は、一番の志望校に行けなかったけれど、受験を通して手に入れたものはたくさんあります。たとえば、苦手なことへの向き合い方です。
今までは、苦手と認識したものは、ずっとそのまま放置し、いつまでたってもできないままでした。しかし、受験勉強を通して、それまで苦しくて遠ざけていたものでも、自分から立ち向かっていくようになると、苦手意識の壁を乗り越えられるように感じました。
また、6年生になるまでは「塾に行かされている」と思い、今から思えば、授業もまじめに受けていなかったけれど、受験が近づくにつれ、塾での自習時間を増やすようにしました。すると、塾で勉強していることが、ゲームや遊んでいるときより楽しいと思えるようになったのです。
このように、あえて苦しいことと向き合い、壁を乗り越えることで、塾が自分にとって必要不可欠なものにまでなりました。この喜びを知るきっかけを与えてくれたのは、いつも送り迎えをしてくれたり、お弁当を作って僕を支えてくれた親です。ありがとう。
A君が進学する中学校は、宿題もしっかりと出され、提出期限も厳しく、丁寧な学習が求められる学校です。
小5のときまでの彼なら、おそらく辛くて逃げたくて、通学することも苦しくなっていたかもしれません。
でも、A君の算数のノートをずっと見ていると、夏から秋、秋から冬にかけて、どんどんと研ぎ澄まされていくことに私は気づきました。
初めの式、途中式、図、間違えた時の修正の仕方、いわゆる「できる」子のノートへと変わっていったのです。
また、何度も何度も消した跡形からは、かなりの時間を掛けて一問に取り組んだことも見て取れました。
算数のノートは自分との対話そのものが形となって現れます。
心穏やかに取り組んでいるか、面倒くさがらずに丁寧に頭を回転させいているか、計画的に早めに仕掛けて時間の余裕をもって取り組んでいるか、1週間の生活の様子を垣間見られるのが算数のノートです。
A君のノートからは、「合格したい」「真剣に勉強に取り組みたい」というそんな思いが感じ取れたのです。
彼のノートを見て、一瞬、涙が出そうになったほどです。
第1志望校には合格できなかったものの、最後に受けた中学校に合格したことを知らされた私は、A君の隣に寄って行き、こう言いました。
「君にぴったりの学校に合格できたね。おめでとう。受験勉強で君が得たことはたくさんあったね。」と。
彼は黙ってうなずいていました。
おそらく、自分にとって納得のいく受験だったのでしょう。
3年後には、また受験があります。
でも、もう何も心配していません。
3年前、志望校に合格できずに涙を飲んだものの、A君と同じようにコツコツと学ぶことの大切さを体感した2人の先輩の近況を報告しましょう。
1人は、現在もひのき塾に通う男の子です。
彼は、1月の塾内実力テストで、難関国立中学に通う子たちを抜いて、なんと教室順位1位になりました。(小6のときは真ん中より下でした)
現在、私立高校も無事にパスし、本命の公立高校に向け、自信あふれる目で勉強に邁進しています。
もう1人は、つい先日、「高専に合格しました」と挨拶に来てくれた男の子です。
小6の春に入塾したものの、算数の問題がなかなか解けず、いつも居残りで勉強をしていた子です。
その子が、高専合格を報告してくれた際、「中学校で数学が得意になって、五ツ木模試では偏差値が70を超えました。」と、更に嬉しい報告をしてくれました。
そういえば、小6のときも、算数の問題とにらめっこし、最後まで「うーん、うーん。」と一問を前にして考え込んでいた姿を思い出します。
その取り組む意識こそが、正しい算数との向き合い方だったのですね。
彼は、諦めるということを知らなかったのです。
このように、かけがえのない体験をした先輩たちと同じ道を、A君も歩んで行くのでしょう。
大丈夫。
3年後には、今よりももっともっと逞しい青年になっている姿が先生の目には映っていますよ。
では、また次回。