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【ひのき塾 北見の教育エッセイ】第2回 奈良 教室

2024.04.17

【ひのき塾 北見の教育エッセイ】 

 

〔第2回〕 年度初めの心がけ

 

暫く間が空いてしまいましたが、第2回となります。

前回、このコーナーの名称を「北見の教育随筆」としましたが、どうも重たく感じるので、今回は「教育エッセイ」と言い換えてみました。

しっくりくる名称が湧いてきましたら、また変更するかもしれませんが、どうかご容赦ください。

 

 

さて、新年度の授業が始まりました。

テキストお渡しに際しましては、どっさりと山積みされた冊子をお持ち帰りいただきありがとうございました。

それを手にしたお子様もズシリとくる重さに驚いたことでしょう。

そんなとき、決まってこう言うようにしています。

「重たいテキストも頭の中に叩き込めば、ほぼゼログラムで軽くなるよ。」と。

そう考えると、脳って力持ちですね。

お子様にもそのようにお声かけください。(笑)

 

 

今日、お話ししたいことは、4月の過ごし方、つまり年度初めの心がけです。

それを小4、小5、小6と学年別にお伝えします。

 

まずは小4。

多くの子がこの時期に一斉に入塾してくれました。

授業は週2回(もしくは3回)ではありますが、授業時間55分×2コマのため、学校の40分授業に慣れている子どもたちにとっては、かなり長く感じたことでしょう。

もちろん、飽きさせないよう、集中が続くよう、授業のリズムに抑揚をつけたり、時には雑談を交えたり、と私たちも工夫を凝らして子どもたちを導くよう心掛けております。

小4の1年間は、小5に向けてのステップの1年間です。

ひのき塾の「なぜそうなるのかにこだわる」授業を楽しんでもらえれば、それだけで十分です。

授業後、今日の授業の驚きを嬉々として語るお子様とその喜びを分かち合う瞬間は、学びの始まりでもあり、親子の思い出の1ページにもなることでしょう。

宿題につきましては、お子様がわからないようであれば一緒に考えてくださって構いません。

一人で解けるようになってきたら、採点だけをしてあげて、まちがったところを直させたり、一緒に寄り添って考える形をとっていただき、できるだけ自分の力で解けるように促していただければと思います。授業前にわからないところの質問も大歓迎です。

宿題をする日時を決めるところから習慣がつくられていきますので、早めに終わらせられるよう設定をお願いします。

保護者様にとりましても、お子様の初めての塾通いは不安や不明なことがあろうかと思います。

その際は、教室スタッフにお気軽にお声かけください。

どの教室の担当者も親身になってご相談に乗らせていただきます。

 

 

次に小5です。

週2回から週4回に通塾する日が増えるので、塾を生活の真ん中に据える時期の始まりでもあります。

この時期に入塾してくれる子も多数います。

小5の初めに意識すべきことは、何をおいても宿題です。

国語、算数、算数、理科、社会、表現国語、表現算数、全部で7つの宿題を1週間でやり遂げていくことになりますので、宿題をお子様に任せているだけでは、手順のまちがいなどもあり、宿題に追われるだけの日々になりかねません。

小5と言えば知的好奇心がむくむくと湧いてくる年齢なのですが、宿題に追われてしまうと、たとえ授業がおもしろい、勉強がおもしろいと思ったとしても、これから伸びるはずの芽がついばまれてしまいます。

そのため、宿題のスケジューリングが最優先課題となります。

理想は、授業終了後、塾に少し残って宿題を減らし、今回の宿題が重いのか軽いのかを感じた上で帰宅することです。

そして、土曜日の午前中や日曜日、授業のない平日に余裕をもって終わらせるよう、大まかな予定を立ててください。

時間をカチッと決めなくてかまいません。

おおよそで結構です。

残した問題、わからなかった問題は週末に仕上げたいので、取り掛かりは早いほうがいいです。

具体的には、算数は早めに仕掛け、逆に国語(漢字や言葉を除く)は授業の前々日くらいがいいでしょう。

私は、子どもたちの宿題忘れは極力叱らない、叱っても諭すように意識しています。

宿題忘れを叱ると、かえって塾に行きたくなくなったり、授業が始まるギリギリにやってきては、大急ぎで答えを写して見せに来るのが関の山だからです。

これでは、宿題の意義が薄らいでしまいます。

だから、宿題を忘れた子にはこう言うようにしています。

「授業まで残り〇〇分。今から解ける問題はこれとこれ。残りの問題は、授業後に残ってしよう。お母さんに、今日帰るのが少し遅くなると連絡しておいで。」と。

それともう一つ。

「宿題を忘れたものは仕方ない。やっていないことに気づいた時こそ、塾に早く来なさい。今からできることは何かアドバイスをあげるから。」

この2つです。

もう一つ、大事なことを言い忘れました。

小6では「自分のことは自分でする」と常々言い聞かせておりますので、小6に向けて、お子様を少しずつ手離していくのがこの1年の課題となります。

 

 

そして小6です。

理科と社会が分離してそれぞれ倍の時間となり、表現理科・表現社会という授業が加わります。

授業時数自体は、小5より少し増える程度ですが、問題のレベルが上がるため、宿題にも時間が掛かってきます。

それでも、小5でスケジューリングの大切さを学んだ子たちですから、自分のことは自分でスケジュールを立てて取り組まなければいけない時期です。

(サポートが必要と感じた場合は手を貸してあげてください。)

自分のことは自分で考えて行動しなければいけませんので、年度当初の授業ではこのように言っています。

 

・授業開始2週間で、どの先生がどのようなリズム・速度でどのような授業展開をするのか、また、どれくらいの分量の宿題を出すのか、意識して授業を受けよう。

・(学校が始まってから、)何曜日のどの時間でどの教科の宿題をするのが適切なのか、GWまでにスケジューリングをしよう。

・宿題や自習は極力を塾でしよう。塾は勉強をする場所、家庭はリラックスする場所と決めていると、家では心も体も安らぎます。

 

 

目の前の学習に意識を集中している小6の子たちは、今から受験までの10か月という時間がどれほどの長さなのか、また、どの時期に何をすればいいのかなど、先のことを考える余裕はあまりないでしょう。

そのため、私たちは、少し先の予定や計画を子どもたちに伝えるようにしています。

その際には、次の節目となるテストについて、予定・目標・計画・教材などをできる限り具体的に話して聞かせます。

こうして、目の前の学習に意識を集中して、スモールステップを積み重ねるなかで、受験のステージに立つ準備を着々と進めていきます。

 

「今は思い切って羽を伸ばしてもいい時期」

「次のテストが終わったら、ギアを一段あげて学習に力を入れなければいけない」

といった具合で、子どもたちの心と体のバランスを気に掛けながらリードしていきます。

 

 

最後に、小5、小6、とりわけ小6の子たちには、駸々堂学力テストの受験を勧めています。

 

・テストが復習となって、学習の穴の早期発見に役立つこと。

・模範解答を即日もらえるので、(答案用紙に自分の答案を書いておくことで)すぐに自己採点ややり直しができること。

・テストを何度もうけることで、テストの受け方(特に時間の使い方)を体得できるようになること。

 

他にも利点はありますが、継続して受験することで価値が高まります。

お申し込みは、「駸々堂テスト」と検索して、「マイページ登録」をしてらお申込みください。

登録の際に、ひのき塾コード「G06400」を入力していただくようお願いします。

登録されたお子様には、昨年度の駸々堂模試過去問をその都度お渡しします。

また、テスト結果を私たちも確認できますので、お子様に適切なアドバイス、やる気の出る励ましなどの声掛けをさせてもらいます。

 

 

今回は、短くまとめようと思いつつ、書き始めたら長くなり、保護者様のお時間を取らせてしまいました。

ここまで読んでくださりありがとうございます。

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