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大阪教育大学附属天王寺中学校 令和7年度入試を占う①
大阪教育大学附属天王寺中学校

まず昨年の大阪教育大附属天王寺中学校入試を振り返ってみたいと思います。ここ2.3年の際立った特徴として男女の競争倍率の接近があげられると思います。

国立中学校と言えば、「男子より女子の方が難しい。」といったイメージを持たれる方も多いと思います。もともと連絡進学(内部進学)の合格者は男子より女子の方が多く、その反動で一般入試の募集人数は、男子より女子の方が少なくなります。ところが受験者数は圧倒的に女子の方が多いため、競争倍率の男女差が大きく開くといった仕組みでした。この如何ともし難かった状況に変化が見え始めてきたのがここ数年の特徴です。以下のグラフは、直近6年間の競争倍率の変化をまとめたものです。

令和4年入試では、1.98も開いていた差が翌年には0.35まで縮まり、令和6年度入試においては、その差が僅か0.04というほぼ誤差ともいえるものになっています。競争倍率から見える男女差はほぼなくなったと言える状況です。では、ここまでの急激な接近はなぜ起こったのでしょうか?直近6年間の受験者数と合格者数を男女別にまとめた次のグラフをご覧ください。

その理由は、女子の受験者(連絡進学も含め)の急激な減少です。昨年の女子の受験者は3年前の令和4年度入試の33%減となっており、減少幅の大きさを表しています。その理由がどこにあるのか難しいところですが、私立高校の授業料無償化による私立(特に大学附属)へのシフトが理由の一つではないかと考えられます。今後より戻しがあると思われますが、一過性のものではないようにも感じます。令和7年度入試に注目したいところです。

女子受験者数の減少は何をもたらしたのでしょうか?次はその点に注目したいと思います。

受験者が多くなれば難しくなり、少なくなれば易しくなる。これは、入試において単純な法則です。令和6年度入試における駸々堂テストの合否データを男女別にご確認ください。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

駸々堂の追跡は全員の成績を調べたものではないので、標本調査でのデータ分析となりますが、男子に比べて女子の方が明らかに易しかったと言える結果が出ています。令和7年入試の出願が12月2日(月)より始まりますが、女子の出願者数が令和6年度入試とほぼ同数で動くなら、受験予定の6年生女子にとっては合格の可能性が広がると言えます。ただ、附天中は受験者数や合格者数の発表を春先まで行わないので、受験者数の増減は、合格発表時の受験番号で推察するしかありません。

男子は、女子に比べて安定していると思います。少子化の影響で微減するのが普通と考えれば、若干の増減はあるものの受験者数を維持している点は人気の高さを表しています。令和7年度入試が急激に難しくなることは考えにくいですが手強い印象は否めません。

大教大附属天王寺中入試は、1次 120点満点  2次 210点満点 となっており、2次試験の教科横断型テスト+体育実技が大きなウエイトを占めることになります。そのテスト内容は他の私立入試とは大きく異なっており、対策は必須です。詳細は、ひのき塾発刊の「中学入試レポート」(非売品)にまとめてありますが、その一部をご紹介いたします。

【検査Ⅰ】

 

 

 

 

 

 

 

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