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大阪教育大学附属平野中学校

大阪教育大学附属平野中学校 令和6年入試を占う①
大阪教育大学附属平野中学校

まずは、令和5年入試までを振り返ってみたいと思います。受験者数と合格者数の推移をご確認ください。

附平中の難易度は、附属小学校からの連絡進学者の人数によって左右されます。男子は、20人前後でほぼ安定しているのですが、女子の変動が目立ちます。R.2年の38名からR.3年の21名まで最大17名の差が確認できます。

附平中の特徴的なところは、女子の合格者数の方が、男子より多いという事です。他の国立中学の場合、附属小学校からの連絡進学者は女子の方が多いため、一般入試の女子合格者を少なくすることによって調整するのですが、附平中は男女同数にこだわっていないため、受験者数を意識して合格者数を決めることができます。「女子の方がたくさん受けに来ているのだから、女子が多く合格するのは当然。」といった感じなのではないでしょうか。

次に競争倍率に注目してみましょう。

ここ数年男子の方が高かった競争倍率ですが、R.5入試では逆に女子の方が高くなったという見方もあるのかもしれませんが、私は、「男女の倍率をそろえてきた」とみています。もともと男女の格差には注意を払ってきた学校だけにそのように感じるのかもしれませんが、男女とも7人に2人しか合格できない学校といえます。

では、次に、どの様な学力層の子たちが合格しているのでしょうか。駸々堂テストを基に分析してみたいと思います。

駸々堂テスト結果から、R.5年入試の男子の合格ボーダーゾーンは、偏差値54から57まで、女子は偏差値53から55までとみることができます。

ただ附平中は、年度によって難易度が大きく変わります。令和6年入試がどのようになるのか次回のブログで踏み込んでみたいと思います。

大阪教育大学付属平野中学校 H.30入試を占う①
大阪教育大学附属平野中学校

まず初めに、H.29入試を振り返ってみたいと思います。

大教大平野中学は、募集人数が120人となっており、他の国立中学とほぼ同じなのですが、この人数には、附属小学校からの連絡進学希望者を含んでいます。
連絡進学希望者数は、年度によって異なるのですが、H.29入試では、男子35名、女子45名でしたので、一般入試の合格者は、男子17名、女子23名と少なくなり、男女の人数差はあるものの、合計120名ピッタリ!となっています。

附属平野中学のH.29入試の願書提出日は、12月26.27日でしたので年内に志願者数は確定します。ただ、この人数は鵜呑みにはできません。というのも、1次試験の入試日が、1月21日で、これは、附属天王寺中入試の合格発表の翌日になっているからです。

附属平野中学を天王寺中学の押さえに位置づけている受験生はとても多く、このような受験生は、天王寺中学の合格を勝ち取れば、平野中学の受験を欠席します。(平野中学に合格してしまうと、平野中学に進学しなければならないからです。)よって、志願者数と受験者数は大きく異なります。

志望者数 受験者数
男子 154名 82名
女子 170名 96名

まず、1次試験が行われます。1次試験は、国算の2教科で、男女とも受験者の6割ほどが合格します。合格発表の後、直ちに合格者集会が行われ、2次試験の説明と併せて、再度、完全専願制であることの念押しが行われます。ここで、入学辞退者や気持ちの整理がついていない生徒が抜けてしまいます。1次合格者と2次テスト受験者に差が生まれるのはこのためです。

1次合格者 2次受験者
男子 52名 35名
女子 61名 49名

2次試験は、理科、社会、面接(ディベート)となっており、男女とも約5割の人数が合格します。最終的な合格者数は、男子17名、女子23名で先にお伝えしたとおりになります。
このなんともいえない面倒臭さ感が、附属平野中学の入試の特徴といえるかもしれません。
でも入学するととても良い学校であることに気づくと思います。附属天王寺中学が、「SSH」であるのに対し、附属平野中学は、「SGH」を取り入れており、独自の方向性もしっかり示せています。

では、実際の入試レベルはどうだったんでしょうか?次回のブログではこの辺りに的を縛ってみたいと思います。

大阪教育大学附属平野中学校 H.28入試を占う
大阪教育大学附属平野中学校

ひのき塾 上本町教室 2017夏期講習より新規開講!

早いもので、大教大平野中学のH.28入試が直前に迫ってまいりました。大教大平野中は、H.28より入試制度の改革を行いました。
①入試科目から作文を廃止。
②面接をディベート形式(集団討論)に変更。
③奈良市、大和郡山市を通学圏に追加。
これらの変更が入試にもたらす影響は、決して小さくないようです。H.28入試の出願者は、男女合わせて約380名(男女ほぼ同数)
となっています。大教大平野中は、大教大天王寺中の合格発表後に入試を行う日程取りのため、天王寺中の合格者は、平野中を受験しません。また、私立第一志望に合格した生徒も同様の動きを見せるため、例年、実際の受験者数は、出願者数を大きく下回ります。ですが、下回ったとしてもこの出願者数からみて、例年より受験者が多くなることは明らかです。

ここで、H.27入試を振り返ってみましょう。
男子…受験者88名(合格者20名)女子…受験者96名(合格者26名)
この受験者数を、直近5年間でみると
「男子は平均並み、女子は最少」
と言えるものでした。駸々堂テストから見た「合格者数の70%が含まれる偏差値」は、男子53、女子58でした。

この辺りを踏まえて、H.28入試を占ってみたいと思います。
ここで押さえておかなければいけないことは、H.28入試の合格者数が男子28名、女子25名であることです。(大教大平野中の合格者数は、前もって決まっており、多目に合格者を出すことはありません。)この合格者数を直近5年間でみると
男子…最多(2番目が22名なのでかなり多い。)
女子…2番目に多い(最多が昨年の26名。)

[H.28入試はこうなる!]
男子…受験者は多くなるが、合格者数も多くなるため競争率は
H.27入試と大きく変わることはないと思える。70%合格ラインは上がる。SS55か56辺りになるのではと思える。

女子…受験者は多くなるが、合格者数は昨年並み。よって競争率は明らかに上昇する。70%合格ラインはSS60辺りになるのではと思える。

国立中学の入試問題は、私立中学とは異なるところが多く専門の対策が必要です。ひのき塾は、国立中学受験専門塾ですので的を射た無駄のない対策が可能となります。遠方の方には、日曜日の
「サンデートレーニング」、「大阪セミナー」や
「通信セミナー」などがございます。詳細は、HPの「お問い合わせ」よりお気軽にお問い合わせください。

お待たせいたしました。
2017年7月より、大阪市内にひのき塾の「新教室」を開講いたします。詳細は、今後ホームページなどで発表いたします。
まずは、夏期講習から! 是非ご期待ください。

大阪教育大学附属平野中学校 H.27入試を占う①
大阪教育大学附属平野中学校

大阪府内に3校ある大阪教育大学附属中の一つである平野中学は、他の2校と比べこじんまりしている印象を持たれる方が多く、実際、合格者数も直近の3年平均で、男女併せて41名とやはり他の2校と比べて少なくなっています。ただ、人気は非常に高く受験者数は、ここ3年連続で、男女の合計が300人を上回っており他に類を見ない競争率となっています。
H.24
男子…183名受験17名合格 競争率10.8倍
女子…169名受験25名合格 競争率6.8倍
H.25
男子144名受験14名合格 競争率10.3倍
女子173名受験22名合格 競争率7.9倍

男女を合わせた競争率は、
H.24…8.4倍   H.25…8.8倍   H.26…7.7倍
非常に高い競争率となっています。

次に、合格水準はどのようになっているのでしょうか?駸々堂テストにおいて合格者の70%が出揃う偏差値を調べてみました。
H.24…男子55 女子55
H.25…男子56 女子54
大阪教育大附属天王寺中の合格発表を終えた後での入試となるため天王寺を合格した生徒は、まず欠席となります。
ただ、他の私立中学の入試結果が、ほぼ出そろっている日程どりとなっているため、敗者復活的な要素が加わってくると思われます。
これらの事から、「募集人員が極端に少ないため他に類を見ない競争率となりますが、受験生のレベルは、それ程高水準ではない。」と特徴づけられるのではないかと思われます。
よって、受験生が注意することは、受験当日ミスをいかに減らせるかということです。
また、作文力が非常に重要になってきます。600字程度の作文となっており、出来不出来が合否に直結します。
いずれにせよ専門塾等での対策が不可欠のようです。

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